Jesse Vincent (obra) / subagent-driven-development
タスクのたびに確認を挟まず、計画全体を最後まで作り切るには
タスクごとに新しい実装役とレビュー役を付けて順番に進め、止まる理由は 4 つだけにします。
押さえておく点
- タスクは順番に進みます。実装用サブエージェントの並列実行は衝突を生むため、スキル自身が除外しています。
- どのタスクにも仕様への適合とコード品質という 2 つの判定が必要で、実装役の自己レビューがその代わりになることはありません。
- 進捗は git が無視する作業領域の台帳ファイルに記録します。会話の記憶はコンパクションを越えて残らないからです。
- 役割ごとにモデルを明示して選びます。機械的なタスクには速く安いモデル、最後のブランチ全体のレビューには使える中で最も高性能なモデルです。
01実務で何が変わるか
長い計画を 1 つのコンテキストでこなすと、各タスクがそれまでのタスクの散らかりを抱え込みます。このスキルでは、取りまとめ役のセッションが、計画から抜き出したタスクの指示書と一緒に各タスクを新しい実装役へ渡し、できた差分をファイルにしてレビュー役に渡します。取りまとめ役のコンテキストは調整のために空いたままです。
実行中にあなたを待つこともありません。衝突、曖昧さ、計画の欠陥はその場で判断し、仕様を拘束力のある基準とします。判断はそれぞれ、誤っていた場合の代償とともに台帳に記録されます。作業が終わるとそれらの判断が最後のメッセージにまとめられるので、納得できないものを見つけて取り消せます。
02期待に届かない点
安くはありません。スキル自身の説明では、タスクごと、レビューごとに新しいコンテキストを使い、インライン実行なら 1 つのコンテキストと最後のレビュー役 1 人で済みます。レビューに通らないタスクは最大 5 回の修正ラウンドを重ね、それでも残った指摘は判断を記録したうえで保留されます。
計画の質にも左右されます。密に結びついたタスクは対象外で、参照できる仕様がないまま下した判断は暫定扱いになります。曖昧な計画からは、後で確かめ直さなければならない判断が次々に積み上がります。
導入と最初の実行
- obra/superpowers から MIT ライセンスで superpowers を導入します。このスキルには SKILL.md のほか、実装役とレビュー役のプロンプトテンプレート、7 つの参照ファイル、3 つの bash スクリプトが含まれます。
- 始める前に計画を書き上げ、隔離された worktree で作業します。明示的な同意がない限り、このスキルは main や master の上で実装を始めません。
- 最後まで走るものと考えてください。止まるのは、取り消せない操作や破壊的な操作、セキュリティに関わる操作、push や公開のような worktree の外への副作用、どの道を選んでも当て推量になるほど壊れた計画、の 4 つの場合だけです。
実際によくある質問
- サブエージェントを並列で動かしますか
- いいえ。実装役は 1 度に 1 タスクずつ取り組み、実装用サブエージェントを同時に複数起動することは衝突を理由に禁じられています。同時に取りかかれる無関係な問題には dispatching-parallel-agents を使います。
- executing-plans との違いは何ですか
- どちらも現在のセッションで計画を実行し、同じ作業領域と台帳を共有し、タスクの合間に止まりません。executing-plans はすべてのタスクを 1 つのコンテキストでこなし、最後にレビュー役が 1 人付きます。このスキルはタスクごとに新しいサブエージェントとレビューを使います。
- レビューで問題が見つかったらどうなりますか
- 修正ループに入ります。最初の 3 ラウンドは同じ実装役を再開し、4 回目と 5 回目はより高性能なモデルの新しい実装役が引き継ぎ、それでも残ったものは判断を台帳に記録して保留します。軽微な指摘はループに入らず、最後のレビューに回されます。
出典
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